珠算能力検定の受験概要

珠算能力検定の受験概要は、時折変わるので、ぜひ一度、事前に確認することをお勧めします。基本的に、概ね以下のように規定されています。

◆1級・・・試験(全然やっていないという人に限ってこっそりやっているものです)費用2040円
みとり算(100字)・かけ算(11桁)・わり算(10桁)
◆二級・・・試験費用1530円
みとり算(80字)・かけ算(9桁)・わり算(8桁)
◆3級・・・試験費用1330円
みとり算(60字)・かけ算(7桁)・わり算(6桁)
◆4級・・・試験(全然やっていないという人に限ってこっそりやっているものです)費用920円
みとり算(50字)・かけ算(7桁)・わり算(6桁)
◆5級・・・試験(時々、全然問題が解けなくて焦る夢をみることがあります)費用920円
みとり算(40字)・かけ算(6桁)・わり算(5桁)
◆6級・・・試験費用920円
みとり算(30字)・かけ算(5桁)・わり算(4桁)
また、段位は準初段から十段まであり、珠算部門と暗算部門に分かれているのです。
◆珠算のみ受験・・・試験費用2二百円
◆暗算のみ受験・・・試験費用1100円
◆珠算・暗算の両方を受験・・・試験費用2550円

合格基準は時々変わりますが、準初段では90点以上取らなければなりません。段位検定の試験問題は共通で、何点とれたかによって段位が決定する仕組みになっています。対策としては、やはり珠算教室(懐かしいと感じる人もいれね、嫌な思い出しかないという人もいるかもしれません)で練習を積むことが一番でしょう。

ソロバンは自宅でも練習ができますから、練習次第としか言えません。習得するのは、子どもほど早く、大人(思春期の頃は、ずるい、汚い、ああはなりたくないと思ったりもしますが、気がつくと自分もいつの間にかそうなってしまっていたり)のほうが難しいと言われていますが、練習次第では段位取得も夢ではありませんから、是非頑張ってみてくださいね。やはり資格取得というと気分が良いですね。合格は努力した結果ですから素直に喜びましょう。

珠算検定ってどんな資格

昭和の高度経済成長期の時代(最近では、平成生まれの人も珍しくなくなりました。年号が変わるとすごく昔のような気がしますね)には、子どもの習いこととして大変人気のあるのが珠算、いわゆるそろばん塾でした。小学校の中学年になると、大抵の子たちは珠算かお習字を習いに行っただと言えるのではないでしょうか。珠算は集中力(何か一つのことに意識を集中して取り組める力をいいます)を高める・暗算能力を高めることも重視されていましたが、それ以上に電卓が無かった当時は、サラリーマン(女性の場合には、オフィスレディの略称のOLと呼んで区別しますね)や事務職員にとっては必要不可欠科目とも言えました。

電卓やパソコンが使われるようになって珠算の人気(どうして人々の支持を集めているのかはっきりとはわからないこともあるものです)は低くなりましたが、その一方で右脳を鍛えるという別の理由で再び人気が高まってきています。その珠算の能力を証明する珠算能力検定は、1級から10級まであります。また、1級の上には、準初段から十段までの段位があるのです。昔は珠算能力検定の段位を持っていると、大変就職に有利でしたが、残念なのですが現在では特別有利だからといってません。しかし、自分にとっては決して無駄なものにはならないでしょう。

それに、1級以上を取得して指導者養成講習会を受講すれば、珠算教師と言った道もひらけます。珠算教師の資格(取得していると自分の能力の証明になるでしょう)を持てば、定年後の職業として、または、子育てが一段落したお母さんの趣味と実益を兼ねて、そろばん教室を開いたり、そろばん塾講師として働くことも可能になります。バブル崩壊以後、大きな企業や信用度の高かった企業でさえ倒産するようなことが起こり、先行きが見えないような時代には、自分の手に職を持てるということは大きな強みになるでしょう。今だからこそ、むしろ持っておいたら嬉しい資格といえますよね。

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